グダグダ会議が会社をツブス(著者の課題意識)

今回は、著者である榊巻が、どうしてこの本を書いたのか。その背景にあった課題について紹介します。

以下は本書の出版企画書の一部です。

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「30,000時間」

・・・あなたが一生涯で会議に費やす時間だ。

この途方も無い時間、想像してみたことはあるだろうか?1日10時間活動できるとして、約8年分になる。大事なことなのでもう一度言う、”貴重な人生の時間を、8年分も会議に捧げる”ことになる。

 

ここで少し考えてみよう。8年もの時間を、あなたはどう過ごすことになるのだろうか?会議でよく聞くボヤキを挙げてみる。

(毎日ウンザリなんだよあの会議、今日も内職してしのごうかな・・・)

(この会議何が決ったのかさっぱりわからないけど、とりあえず終わったからいいや。仕事に戻ろう・・・)

(ああー・・・、午後一の会議ホントに眠い・・・。バレないように寝る技術を身につけたいなぁ)

(この会議、結局何も発言しなかったな・・・)

こんなグダグダ会議を経験したことは無いだろうか。

 

30000時間、8年もの間、こんな風に感じ続けることになるわけだ・・・。この絶望的な事実に、多くのビジネスマンは気付いていない。

 

さらに、現代の企業活動の主要な決定の大半は会議で決まる。企業の質は会議の質で決まると言っても過言ではない。少なくとも変革プロジェクトの質は、日々の会議の質で決まる。

 グダグダな会議を続けるのは、皆さんが思っているより遥かに危険な状況なのである。

 

にも関わらず、日本の会議は一向によくならない。

それはなぜか?

・・・

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いかがだったでしょうか。以上が、著者の言葉で語った課題意識の要約です。

次回は、会議を変えるために何が必要なのか?著者からのメッセージを公開します。

 

 

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世界で一番やさしい会議の教科書

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榊巻 亮
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著者のプロフィール

 こんにちは、今日は、著者の紹介をします。

 

【著者】
榊巻 亮(さかまき・りょう)

 【略歴】

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ(株) アソシエイト・ディレクター
大学卒業後、ダイワハウス工業株式会社に入社。住宅の設計業務に従事すると同時に、業務改善活動に携わり、改革をやり遂げる大変さと大事さを痛感する。
ケンブリッジ入社後は「現場を変えられるコンサルタント」を目指し、金融・通信・運送など幅広い業界で業務改革プロジェクトに参画。ファシリテーションを活かした納得感のあるプロジェクト推進を得意としている。

本業である変革プロジェクトの支援以外にも、日経情報ストラテジーでの連載を始めとしたビジネス雑誌への寄稿、執筆。プロジェクト推進に関するセミナーや、ビジネスコアスキル向上のためのワークショップなども行っている。

一級建築士。主な著書に、業務改革の教科書(日経新聞出版社)

 

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「世界で一番やさしい会議の教科書」って、どんなお話?

こんにちは

もうすぐ、本が出ます。「世界で一番やさしい会議の教科書」です。

 これから、このブログで本書についてのいろんな情報を発信していきます。

今回は、本書のストーリーのついて、紹介したいと思います。

 

【本書のあらすじ】
今年50周年を迎える一部上場企業「日本ネットワークスパートナーズ株式会社(NWP)」が物語の舞台。
NWPは、ネットワークを取り扱うインフラ会社で、ここ数年売上がガンガン伸びている絶好調の会社だ。
だが、NWSの会議は時間ばかりかかり何も決まらない、そもそも時間通りに人が集まらない。それでも、毎日毎日延々と会議は繰り返される。典型的なグズグズ会議が蔓延していた。


主人公である葵は、新入社員としてNWSに入社することになるが、会議のグダグダっぷりに違和感を覚える。しかし、初めての会社で初めての会議。まぁ、会議ってこんなものなのか・・・・。

実家の食卓で、会議に対するモヤモヤした思いをこぼす葵。
それを聞いた葵の父は、「ファシリテーションで全てが解決する」と助言する。
コンサルティングファームに務める父は、効率的な会議を作るプロだったのだ。
しかし、新入社員という立場に加え、元々慎重なタイプである葵は腰が引け気味。
多少強引な父の助言にしぶしぶ従いながら、「できることから少しずつ」をキーワードに隠れファシリテーターとしての活動を開始する。


父に状況を相談し、ファシリテーションの技と理屈を伝授してもらう。
次回の会議でそれを実践してみる。このサイクルを回すうちに、少しずつ会議が変わってゆく。

難しいツールフレームワークを使うわけではないのに、ファシリテーターが立つわけでもないのに、まるで魔法のよう・・・。
老舗日本企業でも、ヒエラルキーに支配される会議でも、ちょっとしたコツで会議は何倍にも効率がよくなる。少しずつ、脱皮するように会議が変わって行くプロセスを、主人公と共に追体験していく。 

 

と、こんな感じの物語です。単なる"読みやすさ"のためではなく、"変革を追体験"することを主眼に置いています。弊社のお客様が、「恐ろしくリアルな会議描写」と評するほど。

さくさく読める、それでいて歯ごたえのあるストーリーにご期待ください。

 

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