【書評】お客さんから戴いた、生の感想

本の冒頭に「僕らと一緒にプロジェクトをやったお客さんが、社内の会議を変えてしまう」と書きましたが、そうやって実際に社内の会議を変えた方が、本の感想を送ってくださいました。

半年間プロジェクトを一緒にやったお客さんです。そのまま転載させていただきます。

 

こういうコメントをいただけるのは本当に嬉しいですね。ありがとうございます!

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「世界で一番やさしい会議の教科書」、本当に分かりやすかったですし、何より「会議を変えられる、現場を変えられる」という成功予感が持てました。

本のスタイルを敢えて物語仕立てにし、主人公を入社2年目の女子にしたのも「会議は参加者の意識と行動で大きく変えられる」ということを、分かりやすく伝えるためだったのだと思います。

その効果はテキメンで、通常のビジネス本よりもかなり実践的でリアリティを感じました。お父さんの日記は斬新な発想で内容も良かったですねー。何だかチェックポイントのメールを見ている気分でした(笑)。

この本をみて自分がまだできていない点にもいくつか気付きました。

  • スクライブを中心に議論する
    本の中ではスクライブに基づいて議論をかみ合わせてるところが克明に描かれていました。そのためには、スクライブされている内容がしっかりしている必要がありますが、そこへの意識が不足していました。具体的には、そもそもあまり見ていなかったり、言葉の精度が低くても流してしまったり。今後は、自分がスクライバーでなくても、しっかりスクライブ内容チェックしたいと思います。

  • 課題解決の5階層を使う
    議論が混沌として噛み合わなくなったとき、フリーズはしないですが、ファシろうとしてもなかなか議論の霧が晴れないことがあります。そんなときは階層のずれを指摘して、前提あわせに動けばいいのだと気付きました。

  • 参加者により多く発言してもらう
    自分はうまくファシれたと思っても、実はモヤモヤしていた参加者がいたということに後から気づくことがあります。「黙っている人の5分類」も意識しながら、より多くの参加者のモヤモヤを取り除くことも重要と思いました。

何事も基礎が大事ですから、これからもこの本に何度か立ち戻り、会議をよりよくしていくための具体的行動を継続していきたいと思いました。

今回、素晴らしい知見を本の形で分かりやすく提供いただいたことで、いろんな気付きを得ることができました。本当にありがとうございました。

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以上です。