【書評】部長にこそ読ませたい

先日、システム開発会社の経営企画部門に務める知人からこんなコメントをもらいました。

「本読んだよ!やれてないなーって思うこと、明日から出来そうって思うことが沢山あった。たまたま年末に、まさに本の最後に紹介されている課題解決みたいな話の会議があってね。部長の仕切りだったんだけど見事にグダグダだったの。ああーって思いつつ、放置した。あ、本を読む前ね。」

 

そうなんだよね。

あーなんとかしなきゃ・・・と思っても、放置しちゃうんだよね。

なぜなら、そこで何かアクションするリスクの方が大きいから。痛いほどわかる!そういう人のためにこの本を書いたと言っても過言ではない。

 

何かしたい、意識はある、でも一歩踏み込むには色んな事を考えちゃう。
「部長になんて言われるかな?そのそもなんて切り出せばいいのかな?私の仕事増えないかな?後5分くらいガマンすれば会議終わるかな?」なんて。

 

どんなに「会議ノウハウの本」を読んでもダメな理由 ~そこのあなた、その会議本読んでもアレですよ・・・~でも書いたけど、僕も事業会社でそういう経験をしているからよく分かる。

 

だからこそ、最初に何をすべきか?たった一言言うだけで、波風立てずに生産的な会議を作るにはどうしたらいいのか?を丁寧に書いたつもりです。


彼女からはこんな話も

「準備のところが一番だったなぁ。会議に呼ぶ人の考え方とかもね。私は減らしたいタイプ、部長は増やしたいタイプでね」

そうね。どう考えたらいいのか、本の中で触れているしね。増やすか減らすか、というよりも「いないと困る人だけ呼ぶ」という考え方。そう考えると何が起こるか?こんな話も本の中で解説しています。

 

「ほんと、ウチの部長にこそ読ませたい内容だった・・・」

いやー、ぜひ読んでもらって欲しい。
部長も巻き込んで共通の価値観が醸成できたら、楽ですよ。


読んでくれてありがとうございました。

 

グダグダ会議を変えるには徒党を組め! ~本の想定読者層が「若手」の理由~

「なぜ萌表紙なんですか?」「想定読者はどんな方だったんですか?」

表紙がアレなので、こんな質問をよくいただきます・・・。

 

「世界で一番やさしい会議の教科書」を書くときに、一番最初に悩んだのは想定読者層でした。

若手を想定して書くのか、偉い人たちを想定して書くのかでだいぶトーンが変わってきます。悩んだ末今回は「若手」にターゲットを絞りました。

 

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なぜ悩んだかというと、こういうことです。

 

「日本企業では、部課長が会議のやり方を知らないから悲劇が起こっているのではないか?

重要な会議ほど上役が仕切り、上役が仕切るほど参加者は自由に意見が言えず、会議室は苦行の場と化していくのではないか?

部長クラスの仕切る会議がごっそり変革すればきっと大変革が起こる。だとすると本当に読んで欲しいのはその層なのでは・・・?

しかし、部長クラスの人達が積極的に読んでくれるだろうか・・・?うーん・・・。」

 

部長クラスが「世界で一番やさしい会議の教科書」を読んでその通り実践してくれれば、会議だけじゃなく会社は劇的に良くなる。断言できる!

 

でも部長は読まないんですよね。「今更、この俺が会議の勉強?いやいや。不要でしょ?もっと戦略のこととか考えなきゃいけないことがあるからね」なんて。

目に浮かびます。

 

それでも会議に苦しんでいる若手に救いの手を・・・

会議はもっと楽しいものだと思ってもらいたいじゃないですか。人生の貴重な時間をクソみたいな会議で浪費するなんて悲しすぎる。

そこで、若手が読んで「自分だけで状況が打破できるよう」に書こうと思ったんです。たとえ部長が今までのグダグダ会議を続けても自分で変化を起こして行けるように。
入社二年目の女子を主人公にしたのはそういう意図なのです。多くの方の感想を聞いていると、嬉しいことに僕の目論見は成功したようです。

「"ウチではできない"、"俺が会議を仕切る立場になったらやろうかな" というすべての言い訳に効きそう」とコメントを頂いたり「明日からできそう」「試してみたい」「試した!効いた!」というコメントを沢山もらいました。

 

新しいことをやるには、徒党を組むのがいい
とは言え、若手がたった一人で何かを始めるのは結構難しい。僕のおすすめは「世界で一番やさしい会議の教科書」を仲間で回し読みすること。同じものを読んで、共通の価値観が共有できてる味方がいると本当に頼もしい。
例えば「会議で決まったことを確認する」にしても、横から「そんなの不要だろ」と否定的な意見を言われるとやっぱり辛い。そんな時に味方がいれば「いやいや、確認しようよ」と援護射撃ができる。これが大きい。

 

やっぱり、数の論理はバカにできない。

本を通じて共通の価値観を広めていくことで、会議は変えやすくなる。

これは会議に限ったことではなく、何か変革を起こす時に共通して言えることでもある。
 ・何が問題か
 ・どれくらい問題か
 ・どうすれば良くなるのか
 ・何から始めるべきか
 ・効果とリスクはどのくらいか
 ・勝算はあるか?
といったことが共通認識として揃っているとすごくいい。それだけで、ずっと変革が進めやすくなるのだ。
(本の中で紹介した "課題解決の5階層”みたいな話ですね)

 

だから、想定読者は若手にしたわけ。もちろん部長にも、課長にも読んでもらいたいけど。

 

「試し読み②」本書の一部を公開します。

榊巻です。

試し読みの第2弾です。

年内に1度、本書の1部を公開しましたが、今回もちょっとだけ公開します。

これからどう進んでいくのか、興味を持ってもらえるんじゃないでしょうか。

 

その前に、前回の試し読みも掲載します。

前回は、 「ファシリテーションって何?」というテーマで掲載しました。

その結果を、父に報告するシーンが今回の試し読み内容です。

ctp-book2.hatenablog.com

 

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(P47 第二章 「確認するファシリテーションを始める」より)

 振り返り
 その日の夜。食後のビールを楽しむ父に、成果報告をする葵がいた。
「悔しいけど、意外と効果があったみたい。お父さん、やるね」
「そうかそうか。どんな効果があったかな?」。ビールがうまいのか、葵の話がうれしいのか、
父はやたらとニコニコしながら例のノートを取り出す。
「課長と、主任や先輩の間で、やるべきことの理解が微妙にズレてたの。最後に私が決まったこと、やるべきことを確認したら、認識が合っていないことが発覚して、少し議論になったくらい。確認しなかったら、後から『なんでやってないんだ?』『俺の仕事だと思ってませんでした』って絶対にモメていたと思うわ」
「いい気づきだね。他には?」
「決まったことって、会議の最初や途中に散らばっているんだけど、時間がたつと忘れちゃうのよね。最後にもう一度確認することで抜けがなくなったのかな」
「なるほどね。こういう感じかな?」と言いながら、父は先日のノートに書き加える。

 

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「そうなの。確認するだけなのにね。それにスッキリするというか、〝決まった感じ〟がグッと出るわ。『確認していいですか』って、会議を変える魔法の言葉みたい」
「うんうん。やってよかっただろ? 確認するのに抵抗はあったかい?」。父はペンを置いて再びビールのグラスを持ち上げた。その瞬間、父の手からグラスが逃げ出した。「ああぁ! しまった…母さ〜ん!」

テーブルはビールでびしょびしょだ。
「はいはい」母が何事もなかったようにタオルでテーブルを拭いているのを見て、葵はため息を付いた。父は仕事関連では出来過ぎ人間なのだが、日常生活は全く逆だった。ビールやコーヒーはしょっちゅうこぼすし、財布やカギは年中なくす。家族との会話はすぐに忘れ、同じことを何度も聞いたり、予定を忘れてしまったり…。そのたびに母がフォローするという構図だ。

「はい、代わりのビールね。ノートにこぼさないようにしてよね?」。長年のことなので母の対応も慣れたものだ。娘から見ても、出来た母だと思う。母がいなかったら、この人どうなっちゃうんだろう?
「お父さん、いい加減、こぼさずに飲めないの? 子供みたい」
「仕方ないだろ、これでも気を付けているんだよ。そんなことより他には?」
「もう…。後はね、最初言い出すのは本当に、本当に! 勇気が必要だった。しかも、幸田さんに文句言われて…。片澤さんが助けてくれなかったら気絶していたと思う。寿命が縮む思いだったのよ。でも、言い出しちゃえば案外平気だったかも。だって意見を言ったわけじゃなくて、確認しただけなんだもん」
「うん。若手が会議で意見したり、自分の考えを話したりするのは結構ハードルが高いよな。『経験もないのに』とか『ろくに現場も知らないのに』と言われると言い返せないからね。でも、『確認する』という行為なら、グッとハードルが下がるんだ」
「確かにそうだと思う。私でも発言できたんだから」。葵は思い出すように宙を見上げた。
「たかが確認、されど確認だ。確認しただけで、決まったことが皆に分かって、会議を促進することができただろう? これがファシリテーションなんだ。必ずしも司会者として場を仕切る必要はないんだよ。父さんは〝隠れファシリテーター〟って呼んでる」
「やっぱり私が知っているファシリテーションとは少し違うのね」。〝隠れファシリテーター〟なんていう言葉を聞いたのは初めてだった。ファシリテーターは前に立って目立ってなんぼだと思っていたし、そう教わった記憶がある。
「日本には昔から、年長者が人を集めたり、場を仕切ったりする風習があった。そして年長者を敬い尊重する文化もね。多くの会社では同じような雰囲気が残っているんだ。だから若手が場を仕切ったり意見を言ったりすることに抵抗がある。でもこのやり方ならだいぶ食い込みやすいだろう?」。父は一呼吸間を置くと、もう一つアドバイスがある、と言った。
「決まったことと、やるべきことを確認したら、会議の後に参加者全員に確認の結果をメールするといい。備忘録になるし、やるべきことをプッシュする効果もある。気の利く女だと思われること請け合いだぞ」
 相変わらず父の話には有無を言わせない迫力がある。ビールさえこぼさなければ、もっと説得力があるのだが…。普段なら拒否するところだが、ファシリテーションの可能性をほんの少しだけ感じていた葵は、黙ってうなずいた。

 

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いかがでしたか?

すでに本書を読破してくれている方も多いかもしれませんが、

葵はこれからいろんなスキルを身につけ、少しずつ自分の部署の会議を良くしていきます。

 

 

どんなに「会議ノウハウの本」を読んでもダメな理由 ~そこのあなた、その会議本読んでもアレですよ・・・~

「世界で一番やさしい会議の教科書」が出版されて早くも数ヶ月が経ちます。いろんな感想を頂きますが、圧倒的に多いのは「 明日から始めようと思います」「現場目線で分かりやすかった。イメージしやすかった」という声。

 

コンサル目線と現場目線

この本を書くまでは、世の中にある会議ノウハウ本はすべてコンサルタント目線であり、現場の目線ではないのだとずっと感 じていました。


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例えば、僕は、コンサルタントとしてお客さんの会議をファシリテーションする時と、いち参加者として(オブザーバー的な立場で会議室の片隅で参加させてもらう感じで)会議に参加する時があります。

実は両者で気を付けることが全然違うわけです。

前者の場合。
「俺、ファシリテーターです。俺が会議をリードするかなら!」的な立場ですから、ある意味ファシリテーションは始めやすい。もっとも「コンサルタント?何をやってくれるわけ?」という感じだから求められるものも高いけど、ファシリテーションを始めるハードルは低いのです。むしろ派手で目を引くようなことをやった方がウケるかもしれない。

一方、後者の場合。
会議を仕切っているのは20年目の課長さん。僕はイチ参加者として参加している状態。会議室にはよくある独特の空気感が漂うあの雰囲気なわけです。
「お前はコンサルか知らんけど、とりあえず座って見とけ」的な状況で、やれることは限られてくるんです。
そんな状況で「課長、あなたの会議はゴール設定がイマイチですな」なんて会議のプロである僕だって言えない。僕は相当言いたいことを言うタイプだと思うけど、それでも無理です(笑

 

普通の会社員は完全に後者の環境にいるわけで、課長の気分を害さないように、しかも周囲から白い目で見られないように、上手く会議を生産的なものしてくのは本当に難しいです。突然ホワイトボードにフレームワークを書いたり、なんて派手なこと出来るわけがない。席を立つのだって難しい空気なんですから。


こんな状況なのに、会議ノウハウの本はフレームワークを使え!なんて書いてある
世にある会議本にはこうした現場感の考慮が決定的に欠けていると思うんです。なぜなら、ほとんどの本がコンサルタントが書 いたものだからです。
(誤解なきよう書きますが、素晴らしい会議の本は多いです。プロである僕が見てもすごく勉強になる本は沢山あります)

今はコンサルタントとして仕事をしている僕ですが、以前はダイワハウス工業というハウスメーカーにいたので、現場の空気感はよくわかります。
僕がいた部門は入社4年目までが8割を占める特殊な部門でした。だから会議はより一層酷かった(笑
入社3年目の先輩が会議を仕切るんだけど、当然グダグダなわけです。
だから(何を決めたいんだよ・・・これって今みんなで話す必要あるのかよ?)なんて生意気にも感じていました。でも先輩 の面目をぶっ潰さずに会議を生産的な場にする知恵は当時の僕にはありませんでした。

同じ会議に出ていた同僚にコソッと「この会議なんとかしろよ、お前が黙ってたら誰もこの会議止められないだろうが」なんて 無茶苦茶な事言われて。それでも「もう10分待てば終わるからいいんだよ。ここで労力使ってられないよ」なーんて切り返して 、黙って我慢していたんです。
なんて切り出せばいいか、本当にわからなかったから。
当時も会議の本は読んでたけど「すいません。先輩、結局何が議論したいんですか?論点を明確にしてください」なんて言えるわけなかったから。

そういう経験をしてきているから「何から始めるべきか?」にこだわり「現場目線」にこだわって本が書けると思ったわけです 。

そして、擬似的に会議を変える成功体験ができる本じゃないとダメだとも思っていました。

 

明日からやれそう!って声をたくさんもらう
冒頭の話に戻りますが、本を読んでくださった方から「明日から早速やってみようと思いました」という声を多くもらいます。
これですよ。
多くのノウハウ本を読むと「勉強になった」という声は聞くけど「実際にやってみたくなった」と、どれだけ の人が言っているか?

さらにこんな声もいただきました。

「うちの会社では無理・・・ウチは部は特殊で・・・うちのPTAでは・・・、というすべての言い訳に効きそう。それくらい丁寧に、何から始めればいいのか書かれているもの」

そうそう。そういう本が書きたかったんです!!ありがとうございます!!と心の中で叫びましたね(笑

 

言い訳の多い方。ぜひ読んで下さい。きっと明日からやれることがあるはずです。そして会議を変えちゃってください!

 

【書評】理想の「MBA帰り」をイメージすることができました。

MBA留学中の方から書評を頂きました。
一部引用すると、

本書にはMBAで学ぶ「フレームワーク」と、フレームワークを振りかざす、MBA帰りが煙たがられる要因がさらりと書いてあります。(中略) 帰社後、いろんな方の考えを尊重しながら、学んだことを少しずつ利用して変革していく…そんな理想の「MBA帰り」をイメージすることができました。

という感じ。MBAを取って帰ってくると、何してくれるんだろう?という期待値は上がってしまうし大変なんだろうと思います。どうやって大きな抵抗を生まず、ソフトに変革を進めていくか、上手に組織に受け入れてもらうために何から始めるか、と言ったヒントを本書に散りばめたつもりです。
それにしても、MBA留学中の方が自分の状況と照らしあわせてくださるとは・・・。

 

また、僕自身は日本のグダグダ会議を意識して書きましたが、"「多国籍会議」にも効く"というコメントもくださっています。ファシリテーションスキルは万国共通とのこと。

「ここまでミーティングで詰めたいのに、道半ばで終わってしまった…」という無力感を英語力のせいにしていたけど、実は事前準備や共通認識が不足していたのかも!?この気づきは大きいです。

 

さらに、

物語としても面白い!230ページあたりで泣きそうなりました。

 と、物語もほめてくれていました!これ実は結構嬉しい(笑

 

書評 ありがとうございました!書評の全文はこちら。

『半日でサラっと読めて、味は濃い。』

もちろん、すべてのビジネスパーソンにお勧めですが、① 多国籍の出席者で会議をされる方、② MBA修了された方は、とくに響くはず!!その心は…

① 著者は「日本的会議を変革したい」と言っています。たしかに、日本や韓国のような年功序列文化では、上司の進め方に逆らえずに、黙って話を聞くのみのグダグダ会議があります。一方で、多国籍会議では、アイディア発散型の参加者がほうぼう話を飛ばしてまとまらないことがあります。海外の皆さんは自分に有益かどうかはっきり示すので、事前に会議の終了案件を決めないと、話すことを話して満足して、時間より早く終わるのに実がない、なんてことも。「ここまでミーティングで詰めたいのに、道半ばで終わってしまった…」という無力感を英語力のせいにしていたけど、実は事前準備や共通認識が不足していたのかも!?この気づきは大きいです。ファシリテーション・スキルは、万国共通なんですね。

② いまはMBA留学中で、読書の時間が豊富にあるので、さっそく手に取りました。偶然にも、本書にはMBAで学ぶ「フレームワーク」と、フレームワークを振りかざす、MBA帰りが煙たがられる要因がさらりと書いてあります。大切なファシリテーション・スキルは出席者に受け容れられること。帰社後、いろんな方の考えを尊重しながら、学んだことを少しずつ利用して変革していく…そんな理想の「MBA帰り」をイメージすることができました。早く会社に戻ってこのファシリテーションを仕事で使いたい!うずうずしています。

 

会議には隠れファシリテーターの仲間がいると、さらに心強いとのこと。

物語としても面白い!230ページあたりで泣きそうなりました。「入社2年目」がポイントですね。私のような15年モノの古参社員も、葵ちゃんに励まされ、シャキッとします。表紙もカワイイので、お勧めしやすい。職場の皆さんに読んでいただき、ぜひ気持ちいい会議を体験しましょう~。

 

 

【書評】読んだあとに振り返って思うが、本当に無駄な会議が多い。

Amazon上はいろんな方が書評を付けてくださってます。ありがたいことに高評価も付けていただいて・・・!感謝です!

さて、ブクログというwebサービス上で、長い書評を書いてくださっている方を発見!すごい長い!しっかり読んでくれているのがわかってうれしい。

一部を切り出すとこんな感じ。

【勉強になったこと】
・仕事における会議時間の割合は3万時間と言われており、
 これは社会人人生の中で4割を占める。
 ここがグダグダだからモチベーションが上がらず、
 引いては生産性の低下に直結している。
 裏を返せば、ここがよくなれば生産性は劇的に上がる。

・会議の目的は何か?という問いには正しく答えられない。
 それよりも会議の終了条件を確認することを心がけること。

・報告形式でも使ってよいとは思うが、
 主に議論を伴う会議についてはスクライブが有効。
 ホワイトボードに書き、議論の状況を可視化することで、
 お互いの認識ズレの防止・検討状況が共有出来るようになる。
 「意見」「論点」「結論」を意識して書くようにすること。

・会議に限った話ではないが、意外に他人の話を聞いていない。
 そういった意味でもスクライブは有効である。

・書きづらいのはスクライブの技術が低いのではなく、
 議論がまとまっていないから書きづらい。
 書きづらいときは論点の整理を怠らないこと。
 →腹落ちせずに進んでしまうと、後で思い出せない。

いやホントに、勉強になったことをこれだけ書いてくださるとは。感無量です。

全文はこちらから。

booklog.jp

 

 

 

 

週間ビジネス書ランキング1位いただきました!!

八重洲ブックセンター本店で、「世界で一番やさしい会議の教科書」が週間ビジネス書ランキングで1位をいただきました。

いやー!こういうの見ると嬉しいですね。

 

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エスカレーター上がって、二階のビジネス書コーナーへ行こうとしたら、昨年から引き続き、まだ、こんな感じでワゴンに積んでくれてました。POPがでかいっ!

 

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Amazonの評価も良さそうだし、よかった。

でも置かれていない書店もあるみたいです。書店の色(顧客層とか、立地とか、担当者さんの趣向とか)もあるので、なんとも言えないのですが。